■はじめに
読書初心者の私が、最初に手に取ったミステリー小説が
『むかしむかしあるところに、死体がありました』でした。
昔話をモチーフにした作品ということで、「これなら読みやすいかもしれない」と思い、挑戦してみました。
結果として、ミステリーの面白さを初めてしっかり味わえた1冊になりました。
■ 読んでみて感じた“読みやすさ”
この本は、誰もが知っている昔話がベースになっているため、人物や風景が自然と頭に浮かびます。
- 一寸法師
- 花咲か爺さん
- 鶴の恩返し
- 浦島太郎
- 桃太郎
子どもの頃に聞いた物語がそのまま舞台になっているので、状況がイメージしやすく、内容もすっと入ってきました。
ミステリーというと難しいイメージがありましたが、専門用語も少なく、テンポも良くて読みやすいと感じました。
■ 良かったポイント
● 昔話×ミステリーの組み合わせが新鮮
知っている物語が、まさかこんな形で“事件”になるとは思いませんでした。
そのギャップがとても面白かったです。
● 1話完結でサクサク読める
短編集なので、1話ごとに区切りがあり、読書に慣れていない私でも負担なく読み進められました。
● 初心者でも理解しやすいトリック
昔話のアイテムや設定がトリックに使われていて、「なるほど、そう来るのか」と素直に楽しめました。
■ 特に印象に残った「鶴の恩返し」(ネタバレなし)
収録されている5つの昔話の中で、私が一番面白いと感じたのは 「鶴の恩返し」 をモチーフにした話でした。
昔話としての「鶴の恩返し」は、“優しさ”や“秘密”がテーマになっている静かな物語ですが、この本ではその世界観をそのまま活かしつつ、ミステリーとしての緊張感や違和感がじわじわと広がっていく構成になっています。
登場人物の行動や家の中の描写が丁寧で、昔話のイメージが自然と頭に浮かぶのに、どこか不穏な空気が漂うのが印象的でした。
「なぜこの状況が起きているのか」
「本当は何が隠されているのか」
という疑問が少しずつ積み重なり、最後に“なるほど”と思える形で回収されるのが気持ちよかったです。
ミステリー初心者の私でも、無理なく物語に入り込めて、“謎が解ける楽しさ”をしっかり味わえました。
■ この本がくれた変化
正直、最初は「ミステリーって難しそう」と思っていました。
でもこの本を読み終えたとき、「もっとミステリーを読んでみたい」という気持ちが自然と湧いてきました。
読書初心者の私でも楽しめたことが、大きな自信につながりました。
■ どんな人におすすめ?
- ミステリーを読んだことがない人
- 昔話が好きな人
- 軽く読める作品を探している人
- 読書習慣をつけたい人
初心者でも安心して読める“入り口の1冊”だと思います。
■ まとめ
『むかしむかしあるところに、死体がありました』は、ミステリー初心者の私にとって最高のスタートになった作品でした。
昔話の世界観と本格ミステリーの組み合わせが新鮮で、読みやすく、最後まで楽しめました。
この本をきっかけに、これからもいろいろなミステリー小説を読んでいきたいと思います。
