こんにちは。ノッキーです。
2024年8月。私は休職しました。適応障害になってしまいました。
休職に至るまでをここに記していきます。
⑤やっと受診できたが…。適応障害でした…。
前回の記事はこちらをご覧ください ↓

病院の予約が取れたので、予約日までの間に、準備したほうがいいことを確認してみました。
予約した病院にはホームページが無かったので、ほかの病院のホームページに書いてあった初診の情報を参考にしてみました。
まず、問診票を書くとのことですが、症状や経緯など細かく書くみたいでしたので、今の症状をまとめることにしました。
ちなみに、ほかの病院の問診票がダウンロードできたので、参考にしました。
【問診票の質問事項】
・どんな困りごとで受診されましたか?
・いつ頃からですか?
・思い当たる原因はありますか?
・どんな症状ですか? 気分の落ち込み、不安、緊張、動機、食欲低下、眠れない など
・これまでに精神科・心療内科を受診したことがありますか?
・現在治療中の病気はありますか?
・現在使用している薬はありますか?
・食べ物やお薬のアレルギーはありますか?
・ご家族に精神科・心療内科に通院している方はいますか?
・兄弟の構成を教えてください。
・最終学歴を教えてください。
・結婚歴を教えてください。
・現在利用している制度はありますか? 自立支援医療、障害者福祉手帳、介護保険 など
・その他 医師に聞きたい病状や質問があれば。
病状に関係なさそうな質問もありますが、病院に行っていきなり質問されても困るので、いくつかは準備しておくことにしました。
今まで漠然と「調子が悪い」と思っているだけでしたが、実際に症状を考え直して見ると、ちょっとひどい感じがしました。
吐き気、咳、めまい、頭痛、動機、手の震え、過食(体重増加)、不眠&過眠、もの忘れ、不安、イライラ、焦り、集中できない、ボーっとする、考えられない、ミスが多いなど。
書き出してみると、かなり深刻な状態だと気づきました。 特に最近は朝の咳と吐き気がひどく、仕事中も何をやっているのかわからず、考えられないことが多い状態でした。
症状の経緯は、8年前に新規業務を任された頃から業務量やプレッシャーで少しずつ体調が悪化してきたと思います。 決定的だったのは、昨年、部下全員が辞めたことです。そこから全業務を一人でこなすようになり、体調が目に見えて悪化しました。
このような内容をメモしておきました。
予約から1か月が経ち、初診の日が来ました。
土曜日なので仕事はありませんが、朝から出勤するときのようにソワソワしていました。
予約時間は15時。まだ時間がありますが、いろいろ考えてしまいそうだったので、気を紛らわすために朝から子供たちと遊んだり、家事を手伝ったりしていました。
病院の時間が近くなり、妻に「病院行ってくる。」とだけ伝えて出発しました。
予約時間の15分前に病院に到着。きれいな病院で一安心。 受付で問診票を渡され、症状や経緯など書くところが多かったですが、準備していたメモを見ながら記入しました。 メモを用意しておいて良かったです。
待合室には数名の患者さんがいました。「みんな心の病気なのだろうか」と、そんな目で見てしまいました。
30分ほど待つと名前を呼ばれ、いよいよ自分の番です。 診察室に入ると、優しそうな男性の先生がいました。
まず聞かれたのは症状について。問診票に書いたことを細かく伝えました。次に職場と家庭の状況について聞かれました。職場は人手が足りなく、忙しく手が回らない状態であること、係長としての責任、自分の代わりがいないこと。
家庭では、家事・育児は妻に任せきりで、家にいるときはほとんど寝ていること、些細なことでイライラして妻と喧嘩が増えたこと、 去年から妻が働き始めたことなど、正直にありのまま答えました。
一通り話した後、先生から職場の人間関係や上司との関わり方、日々の生活について質問がありました。
15分ほど話したでしょうか。先生の診断は「適応障害と軽いうつの気がありますね。仕事が原因ですので、休みましょう。」とのことでした。
初診では薬で様子を見ましょう とか言われるかなと思っていたので、「休みましょう。」という言葉に焦り、仕事を休む恐怖で血の気が引きました。
「仕事は自分の代わりがいないし、休める状況じゃない。薬で何とかできないですか。」と伝えてみましたが、先生は「仕事のことは上司が考えるから大丈夫。あなたは考えなくていいですよ。今はしっかり休むことが一番です。」と。
薬を使って疲れや不安を一時的に抑えることはできるが、それはドーピングと同じで、今を乗り切れるようになるだけで根本的な治療にはならない。 治療には職場から離れることが一番だと説明されました。
やっぱり休まないといけないのか。かなり怖いですが、医者の先生が言うことはきっと正しい。指示に従うように自分に言い聞かせました。
病名の正式名称は「遷延性抑うつ反応」。これは適応障害の一種で、仕事でストレス反応が出ているにもかかわらず、長年頑張ってしまったことで長期間ストレスを抑え込んだ状態になったことが原因みたいです。
ストレス反応は早期に治療を始めれば回復も早いらしいですが、長期間症状が出ていた場合は回復にも長時間がかるそうです。
治療にどれくらいの期間が必要なのかを聞きましたが、「平均で半年~1年ぐらいかな。ひどい人は5年以上かかる場合もある。」とのことでした。
そんなにひどい病気なのでしょうか?骨折でも1、2か月ぐらいで職場復帰しているのに。心の病気は恐ろしいです。
最後に診断書を書いてもらいました。
休職期間はとりあえず2か月間。2か月後に改善していなければ延長していくことになりました。
診断結果に納得した自分と、受け入れられない自分がいて、診察直後はどうすればいいのかわからない状態でした。
会計のとき、足が少し震えていたと思います。