初めての1冊にどうでしょう?|初心者におすすめのミステリー入門書10選

ミステリーまとめ

「ミステリー小説を読んでみたいけれど、どの本を選べばいいかわからない」
そんな人も多いのではないでしょうか?

ミステリー小説には、複雑なトリックを扱った本格ミステリーや、怖い作品、文章量の多い作品など、さまざまなタイプがあります。

そのため、最初の1冊選びを間違えてしまうと、
「ミステリーって難しい」
「小説を読むのは疲れる」
と感じてしまうこともあります。

私自身、文字だけの本を見るだけで「最後まで読めるかな」と不安になっていました。

そこで今回は、私が実際に読んだミステリー小説の中から、読書初心者でも読みやすく、ミステリーの面白さを感じやすい作品を10冊紹介します。

コミカルな作品、童話を題材にした作品、古典的な名作、本格的な謎解きを楽しめる作品など、いろいろなタイプを選びました。

「ミステリーを読んでみたいけれど、何から始めればいいかわからない」という方は、ぜひ参考にしてください。


■まずはこの3冊がおすすめ

どの本から読めばいいのか迷っている人は、次の3冊から選んでみてください。

・『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』 著:青柳碧人
童話を題材にしているので、ミステリー初心者でも世界観をイメージしやすい作品です。
「ミステリーって難しそう」と思っている人でも、知っている童話を入り口にして楽しむことができます。
謎解きもしっかり楽しめるので、初めて読むミステリーとして特におすすめしたい1冊です。

・『殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス』 著:五条紀夫
とにかく楽しく読める作品です。
「本を読むのが苦手」という人でも、笑いながら読み進めることができます。
読書を始めるなら、まずは「本って面白い」と感じることが大切。
その意味でも、初心者におすすめしたい作品です。

『謎解きはディナーのあとで』 著:東川篤哉
「ミステリーといえば怖そう」というイメージを持っている人にもおすすめです。
コミカルな会話を楽しみながら、しっかりと事件の謎解きも味わえます。
短編形式なので読みやすく、ミステリー入門書として非常にバランスのいい1冊です。


■今回紹介する作品の選定基準

今回紹介する作品は、私が実際に読んだミステリー小説の中から、読書初心者でも楽しみやすい作品を選んでいます。

選定する際には、
・文章が比較的読みやすい
・ストーリーを理解しやすい
・短編集などで区切って読める
・登場人物が覚えやすい
・ミステリーならではの謎解きを楽しめる
といった点を重視しています。

本のページ数も初心者には重要な部分だと思いますので、今回紹介する作品は、比較的読み切りやすいページ数の作品を中心に選んでいます。

なお、紹介する本に順位はありませんので、気になった本から読んでみてください。


■読書初心者におすすめのミステリー小説10選

■赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。 著:青柳碧人

【こんな人におすすめ
・童話を題材にしたミステリーを読みたい人
・怖すぎないミステリーを読みたい人
・楽しく読める作品を探している人

【感想
「赤ずきん」と聞くと、誰もが知っている童話を思い浮かべるのではないでしょうか。
そんな「赤ずきん」の世界を舞台に、殺人事件が起こるのが本作です。

童話とミステリーという、一見すると組み合わせにくそうな2つの要素ですが、実際に読んでみると非常に相性がいい作品になっています。

何よりも、もともと知っている童話がベースになっているので、登場人物や世界観をイメージしやすいところが初心者には嬉しいポイントです。

「赤ずきん」「シンデレラ」など、誰もが知っている童話の世界で事件が起こるため、「次はどんな事件が起きるんだろう?」と楽しみながら読み進めることができます。
また、ただ童話を現代風にアレンジしただけではありません。

しっかりとミステリーとして謎解きを楽しめるようになっていて、「なるほど、そういうことだったのか」と思える仕掛けも用意されています。
難しい設定を覚えながら読み進める必要がないので、まだ小説をあまり読んだことがない人にも向いています。

さらに、いくつかの物語に分かれているため、一気に最後まで読まなくても大丈夫です。
「今日は1話だけ読もう」といった読み方ができるので、読書習慣を作りたい人にもおすすめです。

童話を知っているからこそ楽しめる仕掛けも多く、ミステリー初心者が「謎を解く楽しさ」を体験するにはぴったりの作品だと思います。

「難しいミステリーはちょっと」という人は、まずこういった身近な題材の作品から始めてみてはいかがでしょうか。

【詳しい感想はこちら】

童話の世界で殺人事件!?|『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』感想(ネタバレなし)

誰もが知っている『赤ずきん』が旅先で次々と事件に巻き込まれてしまいます。 可愛らしい少女に降りかかる災難。赤ずきんを救ってくれる白馬の王子様も、助言をくれる博識な動物もいません。赤ずきんは自力で事件を解決するしかありませ […]


■殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス 著:五条紀夫

【こんな人におすすめ
・理屈よりパワープレイが好きな人
・笑える小説を探している人
・これから読書を始めたい人

【感想
ミステリーの中でも、笑いながら読める特殊な作品です。

太宰治の『走れメロス』をパロディ化した内容で、楽しみながら読むことができます。

メロスが探偵役になりますが、事件を推理していくのではなく、強引に証言や証拠を引き出し、結果として事件が解決していきます。
メロスの無茶苦茶な考えや行動がとにかく笑え、読む手が止まらなくなります。

元ネタの『走れメロス』を読んだことがある人は、「まさかこんな展開になるなんて」と驚かされると思います。

『走れメロス』を読んだことがない人でも問題なく読むことができます。
むしろ、読んだことのない人のほうが先入観なく、メロスの魅力に惹きつけられ、自然に楽しめると思います。

本が薄い、話がわかりやすい、人物が覚えやすい、そして楽しみながら読めるといった初心者に優しい本になっていますので、これから読書を始めたい人には、とてもおすすめできる1冊です。

【詳しい感想はこちら】

読書初心者にもおすすめ!笑えるミステリー|『殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス』感想(ネタバレなし)
タイトルだけで思わず笑ってしまう小説に出会いました。『殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス』は、太宰治の名作『走れメロス』を大胆にパロディ化したミステリー小説です。「メロスが殺人事件の探偵役?」 「そもそも走っている場合じゃな...

■謎解きはディナーのあとで 著:東川篤哉

【こんな人におすすめ
・ミステリー入門書を探している人
・長い話に抵抗がある人
・小説を読み慣れていない人

【感想
ミステリーを読んでみたい人の入門書として人気の作品です。

大富豪のお嬢様である麗子と、屋敷に仕える執事の影山とのやり取りがとても面白く、クスッと笑えるところが本書の魅力です。

難事件に悩んでいるが、執事の前では威厳を保とうとする麗子に対し、「なぜこんなことがわからないのか」と言わんばかりに毒舌で切り返す影山。
この2人の関係性が滑稽で笑える部分になっています。

物語は6つの話に分かれていて、1話ごとのテンポが良く、さらにミステリーとしても十分に楽しめるストーリーになっています。

文章も優しい言葉で表現されていて、ミステリー初心者でも読みやすい作品になっています。

初めてミステリー小説を読む人に、最初の1冊としてもおすすめです。

【詳しい感想はこちら】

笑えて楽しめるミステリー入門書|『謎解きはディナーのあとで』感想(ネタバレなし)

「お嬢様の目は節穴でございますか」このセリフを聞いたことのある人もいるのではないでしょうか? 大富豪のお嬢様と、その屋敷に仕える執事。圧倒的にお嬢様のほうが権力が上で、執事はいつでも首を切られる立場なのに、なぜかお嬢様に […]


■むかしむかしあるところに、死体がありました。 著:青柳碧人

【こんな人におすすめ
・非現実的な内容を求めている人
・長い話に抵抗がある人
・ミステリー小説にチャレンジしたい人

【感想
子供のころに聞いたり読んだりした昔話の中で事件が起きます。
知っている話が元になっているので、状況が自然とイメージでき、話がすんなりと頭に入ってきます。

ストーリーも面白く、「あの昔話の主人公がこんなことになるなんて」と驚きながらも、ミステリーの内容として「なるほど」と思えるトリックがあったり、とても楽しく読み進めることができます。

ページ数が少ないうえ、短編集となっていて、5つの物語で構成されています。
それぞれが1話完結になるので、読書に慣れていない人でも1話ずつ読んでいくことができます。

ミステリーに初めて触れる人には、事件が起き、推理し、トリックを暴く。そして思いもよらない結末が待っているという、ミステリーの流れがわかる作品になっています。

ミステリー小説の入門書として、初心者の方におすすめしたい1冊です。

【詳しい感想はこちら】

ミステリー入門,そして継続につながる|『むかしむかしあるところに、死体がありました』感想(ネタバレなし)
■はじめに読書初心者の私が、最初に手に取ったミステリー小説が『むかしむかしあるところに、死体がありました』でした。何といってもこの魅力的な表紙。この表紙にまず引き込まれました。内容も昔話をモチーフにした作品ということで、「これなら読みやすい...

■シンデレラ城の殺人 著:紺野天龍

【こんな人におすすめ
・童話を題材にしたミステリーが好みな人
・裁判風のリーガルミステリーを読みたい人
・本格的な謎解きに挑戦してみたい人

【感想
「シンデレラ」と聞くと、誰もが知っている童話を思い浮かべるのではないでしょうか。

継母や姉たちにいじめられていたシンデレラが、魔法使いの力を借りて舞踏会へ向かい、王子様と結ばれる。
そんな誰もが知っている物語が、本作ではミステリーへと変わります。

シンデレラが王城で舞踏会を楽しんでいると、なんと王子様が殺されてしまいます。
そして、殺人事件の容疑者として疑われるのがシンデレラ。

童話ならハッピーエンドになるはずの物語が、突然、殺人事件へと変わってしまうところが面白い作品です。

さらに、本作の魅力は「童話×ミステリー」という設定だけではありません。

裁判にかけられたシンデレラ自身が自分の無実を証明するため、事件の謎に挑んでいきます。

童話の世界を舞台にしながら、しっかりと推理を楽しめる本格的なミステリーになっています。
童話を題材にしているため、世界観をイメージしやすいのも初心者には嬉しいところ。

「本格ミステリーは難しそう」と思っている人でも、知っている童話を入り口にして読み始めることができます。

裁判での証拠や証言から真相に近づくリーガルミステリーにも興味がある人におすすめしたい1冊です。

【詳しい感想はこちら】

童話が本格法廷ミステリーに!|『シンデレラ城の殺人』感想(ネタバレなし)
「シンデレラ」と聞くと、誰もが知る童話を思い浮かべるのではないでしょうか。継母や姉にいじめられながらも、魔法の力で舞踏会へ行き、王子様と結ばれる。そんな夢のある物語です。しかし、本作『シンデレラ城の殺人』では、そのシンデレラが殺人事件の容疑...

■そして誰もいなくなった 著:アガサ・クリスティー

【こんな人におすすめ
・世界一売れたミステリー小説に興味がある人
・ミステリーの基礎に触れたい人
・本格ミステリーを読んでみたい人

【感想
本書は世界一売れたミステリー小説です。
内容の面白さはもちろん、読書が苦手な人でも手に取りやすく、ストーリーもわかりやすいところが売れる要因の1つかと思います。

孤島という閉鎖空間で起きる連続殺人事件。
犯人はこの場にいる誰かのはずだが、全くわからない。

逃げ場のない恐怖と、隣にいる人が犯人かもしれないという不信感で、何を信じればいいのかわからなくなります。

古典ミステリーと呼ばれていますが、歴史を感じるような古さはなく、同じようなストーリーが現代ミステリーでも使われています。

そして、現代のいろいろなミステリー小説の作中に「そして誰もいなくなった」の名前が出たり、ストーリーをオマージュした内容が描かれていたりします。

本作を知っているだけで他の小説を読んだときの面白さが変わり、物語の本筋と違った部分での小さな発見があったりしますので、ミステリー小説をあまり読んだことのない人は、早いうちに本作を読んでいただきたいです。

【詳しい感想はこちら】

ミステリー初心者にこそ読んでほしい『そして誰もいなくなった』感想(ネタバレなし)

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■探偵ガリレオ 著:東野圭吾

【こんな人におすすめ
・短編でミステリーを楽しみたい人
・科学を使った謎解きが好きな人
・東野圭吾作品を読んでみたい人

【感想
東野圭吾作品の「ガリレオシリーズ」の記念すべき第1作です。

物理学者の湯川学が、常識では説明できないような不思議な事件の謎に挑みます。

突然燃え上がった人間や、奇妙な死体など、一見すると超常現象のように思える事件が登場します。
しかし、湯川はそれらを超能力やオカルトとして片付けることなく、科学的な視点から一つずつ謎を解き明かしていきます。

「こんな事件を科学でどうやって解決するの?」
そんな疑問を持ちながら読み進めていくと、少しずつ事件の仕組みが見えてきます。

本作の大きな魅力は、短編形式になっているところです。
一つの事件が一つの物語としてまとまっているため、長編小説のように最初から最後まで長い時間をかけて読み続ける必要がありません。
「今日は1話だけ読もう」という読み方もできます。

また、テレビドラマにもなっていますので、ドラマを見た人なら、登場人物のイメージもしやすいと思います。

本格的な謎解きを楽しみながらも、短編なので比較的読みやすい。
「東野圭吾さんの作品を読んでみたい」という人の最初の1冊としてもおすすめです。

【詳しい感想はこちら】

超常現象を科学で解き明かす理系ミステリー|『探偵ガリレオ』感想(ネタバレなし)
『探偵ガリレオ』は、後にドラマ化もされた「ガリレオシリーズ」の記念すべき第1作です。収録されているのは、人体自然発火や幽体離脱など、常識では説明できないような不可思議な事件ばかり。しかし、物理学者・湯川学は、それらを超能力やオカルトとして片...

■人類最初の殺人 著:上田未来

【こんな人におすすめ
・短編集で短い物語を好む人
・優しいミステリーから始めたい人
・物事の起源に興味がある人

【感想
どんな犯罪にも起源があり、一番初めの出来事を解説するストーリーになっています。

本書は5つの犯罪の起源を紹介しています。どの話も「きっとこんなドラマがあったんだろうな」と想像が膨らむ内容でした。
1つの話が短くわかりやすいので、初心者におすすめできる本になっています。

1話目は『人類最初の殺人』。人類が初めて人を殺した瞬間についての物語が語られます。
起源は人類が誕生した20万年前、原始時代まで遡ります。

群れで暮らしていた太古の人類。
コミュニケーションはジェスチャーとわずかな単語だけ。
群れにはルールがあるが、サル山レベルの曖昧なもの。

物事の善悪がつかない状態で起きた殺人とは、どのような内容だったのでしょうか?

考古学者が発見した化石から広がるストーリーに、どことなくロマンを感じます。

本格ミステリーのような恐怖や緊張感はありませんが、犯罪の起源を探るという一風変わった視点に興味がある人は、ぜひ読んでみてください。

【詳しい感想はこちら】

人類最初の殺人はなぜ起きたのか|『人類最初の殺人』感想(ネタバレなし)
「人類で最初に人を殺したのは誰なのか?」そんなことを考えたことはあるでしょうか。現代では当たり前のように存在する犯罪ですが、その始まりには必ず「最初の一件」があったはずです。上田未来さんの『人類最初の殺人』は、殺人や詐欺、盗聴といった犯罪の...

■アリバイ崩し承ります 著:大山誠一郎

【こんな人におすすめ
・アリバイを崩す推理を楽しみたい人
・短編形式のミステリーが好きな人
・本格的な謎解きに挑戦したい人

【感想
「犯人は誰なのか?」ではなく、「犯人はどうやってアリバイを作ったのか?」という謎を楽しめるのが本作です。

美谷時計店には、時計修理の看板と一緒に「アリバイ崩し承ります」という貼り紙があります。
そこへ難事件を抱えた新米刑事が訪れ、時計店の店主・美谷時乃にアリバイ崩しを依頼します。
時乃は時計店の店主ですが、依頼されたアリバイを見事に崩していきます。

本作の面白さは、事件そのものよりも「どうやってアリバイを成立させたのか?」という部分にあります。
犯人の完璧なアリバイを、時間や状況を一つずつ確認しながら謎を解いていくことで、少しずつアリバイの穴が見えてきます。

短編形式で複数の事件が収録されているため、1話ずつ区切りをつけて読めるのは初心者にとって大きなメリットです。

「本格ミステリーは難しそう」と思っている人でも、アリバイだけにフォーカスされた本書であれば、手に取りやすいと思います。

【詳しい感想はこちら】

短編なのに驚きの連続!アリバイだけを崩す本格ミステリー|『アリバイ崩し承ります』感想(ネタバレなし)
「本格ミステリーは難しそう…」 そんなイメージを持っている方におすすめしたいのが、大山誠一郎さんの『アリバイ崩し承ります』です。本作は、一話完結で読みやすい連作短編集。 事件そのものではなく、「アリバイをどう崩すか」という一点に焦点を当てた...

■オリエンド鈍行殺人事件 著:藤崎翔

【こんな人におすすめ
・ミステリー以外のジャンルも読んでみたい人
・短編小説を読みたい人
・笑えるミステリーを探している人

【感想
番外編として本書を紹介します。

タイトルだけ見るとミステリー小説っぽいですが、本書には5つの短編作品と5つのショートショートが収録されていて、「オリエンド鈍行殺人事件」はその中の1作品です。

収録されているほかの作品は、SF、ファンタジー、ホラー、サスペンスなど、さまざまなジャンルを詰め込んだ短編集になっています。

もしかすると、ミステリー以外にも「こんなジャンルが好きだったんだ」と、自分の好みのジャンルを見つけられるかもしれません。

タイトルに使われている「オリエンド鈍行殺人事件」の話はミステリーになっています。
ただ、一般的なミステリーとは一味違います。

とあるローカル線、通称「オリエンド鈍行」の車内で殺人事件が起きますが、乗り合わせていた乗客たちに、名探偵はいません。
一般人たちが犯人探しをしていきますが、的確な推理はなく、話がどんどんズレていきます。

読んでいるとクスッと笑ってしまう場面もあり、「殺人事件なのに、こんなに笑っていいの?」と思ってしまうような、独特の雰囲気があります。

他の作品も、ユーモアのある文章と予想外の展開になっていて、ミステリー以外でも楽しめる構成が本書の魅力になっています。

まだ多くの小説を読んでいない初心者にとっては、この1冊でいろいろなジャンルに触れることができますので、自分の好みのジャンルが見つかるかもしれません。

【詳しい感想はこちら】

ミステリーだけじゃない! 10編の物語を楽しめる短編集|『オリエンド鈍行殺人事件』感想(ネタバレなし)

「小説を読んでみたいけれど、難しそう……」そんな人におすすめしたいのが、藤崎翔さんの『オリエンド鈍行殺人事件』です。 タイトルを見ると、本格的な殺人事件を扱ったミステリー小説を想像するかもしれません。実際、表題作ではロー […]


■どの本から読むべき?

今回紹介した本に順位は付けていませんので、どの本から読んでも問題ありませんが、迷っているなら紹介した順に上から読んでみてください。

特に最初の3冊は初心者でも楽しめて、違うミステリー小説も読んでみたいと思える内容ですので、ミステリーに挑戦したいと思ったら読んでみてください。


■初心者が読みやすいミステリーをタイプ別に選ぶなら?

今回紹介した10冊は、それぞれ違った魅力があります。
自分が興味を持てそうなタイプから選んでみるのもおすすめです。

童話を題材にしたミステリー
・赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。
・むかしむかしあるところに、死体がありました。
・シンデレラ城の殺人

笑えるミステリー
・殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス
・謎解きはディナーのあとで
・オリエンド鈍行殺人事件

短編で読みやすいミステリー
・むかしむかしあるところに、死体がありました。
・探偵ガリレオ
・人類最初の殺人
・アリバイ崩し承ります

本格的な謎解きを楽しみたい人
・謎解きはディナーのあとで
・そして誰もいなくなった
・探偵ガリレオ
・アリバイ崩し承ります
・シンデレラ城の殺人

まずは楽しく読書を始めたい人
・赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。
・殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス
・謎解きはディナーのあとで

ミステリー以外の作品にも触れたい人
・オリエンド鈍行殺人事件


■まとめ

今回は、読書初心者でも読みやすいミステリー小説を10冊紹介しました。

ミステリー小説には、難しいトリックを扱った作品から、笑いながら読める作品、童話を題材にした作品、短編で気軽に読める作品まで、さまざまなタイプがあります。

そのため、「ミステリーを読みたい」と思ったら、いきなり難しい本を選ぶ必要はありません。

まずは、自分が「面白そう」と思った作品を選んでみてください。

特に今回紹介した中では、
・童話×ミステリーを楽しみたいなら『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』
・笑えるミステリーなら『殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス』
・王道のミステリー入門なら『謎解きはディナーのあとで』
をおすすめします。

読書を始めたばかりの頃は、「面白い本をたくさん読むこと」よりも、まず1冊を最後まで読み切ることのほうが大切だと思います。

1冊読み切ることができれば、「自分でも小説を読めるんだ」という自信になります。
そして、その1冊が面白ければ、「次は何を読もう?」と自然に次の本へ進みたくなります。

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