こんにちは。ノッキーです。
最近ハマっている本を紹介します。
話題になっている「論理的思考問題」です。
論理的思考とは何なのか。自分のレベルはどんなものなのかを測るのにもってこいの本になっています。
なぞなぞの大人版みたいな感じで夢中になります。
本書には論理的思考を鍛えるための問題が多数集録されています。
まずは簡単な例題を一部紹介。
あなたは解けますか?
なぞなぞみたいなトンチが効いた問題ではありません。
よく考えれば答えがわかる、算数の問題を解くように考えてみてください。
まず、1つ目の問題。
「ボールペンと消しゴムは合わせて110円。ボールペンは消しゴムより100円高い。
では、消しゴムの値段は?」
パッと見ると「10円」と言ってしまいそうですが、10円ではありません。
答えは「5円」です。
「10円」の場合、
ボールペンが100円になり、消しゴム10円と合わせて110円になりますが、
ボールペンと消しゴムの差額は90円になってしまいます。
ここが問題文との矛盾になってしまうので間違いになります。
「ボールペンは消しゴムより100円高い。」を肯定して考えた場合、
消しゴムを「△円」と仮定して、
ボールペン(100+△)円 + 消しゴム△円 = 110円
つまり、△2つ分が10円になり、△1つ分は「5円」になります。
これが正解です。
やっている計算は、小学生でも解ける内容ですので、誰でも簡単に解けるはずなのですが、
問題をパッと見ただけでは思い込みや直感で間違いやすいのです。
次に、2つ目の問題。
「社員4人で作業して、4日で4つ生産できる商品がある。この商品を100日で100個つくるには、最低何人の社員が必要?」
この問題も、「4日で4人なら、100日で100人」と思ってしまいそうですが、100人では間違いです。
また、「4日間で4人いて4つ作れるので、1人1日で1つ。なので100日でも最低1人」も間違いです。
答えは「4人」です。
生産スピードの話ですが、4日で4つなので、1日1つ。この考え方は合っています。
ただ、このスピードは4人で作業した場合になります。
1人で作業すると1つ作るのに4日かかるかもしれません。
4人で作業して1日1つのペースで出来上がるので、このまま4人で作業し続ければ、100日で100個作ることができます。
問題は「最低何人?」ですので、答えは「4人」になります。
上記は簡単な問題でしたが、いろいろ考えさせられる面白い問題ではなかったですか?
論理的に考えればわかる問題でも、すぐに答えを出せと言われると、直感に頼ってしまい、間違えてしまいます。
この本にはもっと難しい問題が多数収録されています。
まるで推理小説の中で数々の難事件が同時に起きているように、1つ問題を解いても、また次の問題が。
探偵のように紙とペンを持ってメモを取りながら読み進めています。
本書では論理的思考だけでなく、5つの能力(論理的思考、批判思考、水平思考、俯瞰思考、多面的思考)を鍛えることができます。
なぞなぞや推理小説を読む感覚でスイスイ読み進めることができますので、楽しみながら賢くなってはいかがでしょうか?