日常とは違う世界を体験しよう!|特殊設定・ファンタジー・童話系ミステリー小説おすすめ10選

ミステリーまとめ

「普通のミステリーとは少し違った作品を読んでみたい」
そんな方におすすめなのが、特殊設定やファンタジー、童話を題材にしたミステリー小説です。

ミステリーといえば、現代の日本や海外を舞台に、殺人事件の犯人やトリックを推理する作品を思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし、ミステリーにはもっと自由な作品があります。

昔話の世界で殺人事件が起こったり、童話の登場人物が事件に巻き込まれたり、死者が蘇って自分の事件を推理したり。
「そんな設定でミステリーをやるの?」と思ってしまうような作品もあります。
今回は、私が実際に読んだ作品の中から、特殊設定・ファンタジー・童話の世界観を楽しめるミステリー小説を10冊紹介します。

ネタバレはありませんので、「普通とは違うミステリーを読みたい」「ファンタジー要素のあるミステリーが好き」という方は、ぜひ参考にしてください。


まずは初心者におすすめしたい「特殊設定・ファンタジー・童話系ミステリー」3冊

今回紹介した作品は、昔話や童話などの世界をベースにしているものがあり、ミステリー初心者でも入りやすく、「知っている物語がミステリーになる」という面白さを味わえます。

今回紹介する10冊の中でも、特におすすめしたいのがこの3冊です。

・『むかしむかしあるところに、死体がありました。』 著:青柳碧人

【おすすめ理由】
誰もが知っている昔話とミステリーを組み合わせた作品です。
「一寸法師」や「花咲か爺さん」など、昔話の世界で事件が起こるため、ミステリーにあまり慣れていない人でも入りやすい作品です。
昔話を知っているからこそ楽しめる仕掛けもあり、「昔話をミステリーにするとこんなに面白いのか」と感じさせてくれます。

・『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』 著:青柳碧人

【おすすめ理由】
童話「赤ずきん」を主人公にした、童話×ミステリーです。
赤ずきんが旅をする中で事件に遭遇し、童話でおなじみの登場人物たちも物語に関わってきます。
知っている童話の世界だからこそ、登場人物や舞台に親しみを持ちながらミステリーを楽しめる一冊です。

・『シンデレラ城の殺人』 著:紺野天龍

【おすすめ理由】
「シンデレラ」の世界を舞台に殺人事件が起こる、童話×ミステリーです。
誰もが知っている童話の世界に本格的な謎解きを組み合わせることで、普段のミステリーとは違った面白さを味わえます。
「童話の世界で殺人事件が起こったら?」
そんな発想にワクワクする方におすすめです。


今回紹介する作品の選定基準

今回紹介するのは、私が実際に読んだ作品の中でも、「普通のミステリーとは違う設定や世界観が楽しめる」と感じた作品です。

単純にファンタジー要素があるだけではなく、
・昔話や童話を題材にした作品
・現実にはありえない設定を使った作品
・死者や魔女などが登場する作品
・古代や異世界など特殊な舞台を使った作品
・特殊な設定だからこそ生まれる謎を楽しめる作品
を中心に選びました。

ミステリーとしての謎解きはもちろんですが、今回は特に「こんな世界で事件が起こるのか!」という設定の面白さを重視しています。


なお、紹介する作品に順位はありません。
気になった作品から読んでみてください。


特殊設定・ファンタジー・童話系ミステリー小説おすすめ10選

『むかしむかしあるところに、死体がありました。』 著:青柳碧人


【こんな人におすすめ】
・昔話が好きな人
・ミステリー初心者
・変わった設定のミステリーを読みたい人
・短編で読みやすい作品を探している人

【特殊設定・ファンタジーの魅力】
『むかしむかしあるところに、死体がありました。』は、誰もが知っている昔話をミステリーにした作品です。
「一寸法師」「花咲か爺さん」「鶴の恩返し」など、昔話でおなじみの世界を舞台に事件が起こります。
昔話の登場人物や設定をそのまま利用しながら、そこに殺人事件や謎解きを組み合わせているのが本作の面白いところ。
「この昔話をミステリーにするのか!」
そんな驚きを感じながら読むことができます。
しかも、単なる昔話のパロディではありません。
昔話だからこそ成立する謎や仕掛けが用意されているため、ミステリーとしてもしっかり楽しめます。
普段ミステリーをあまり読まない人でも、知っている昔話が題材になっていることで読みやすい作品です。
昔話×ミステリーという組み合わせを楽しみたい方に、ぜひおすすめしたい一冊です。

【詳しい感想はこちら】

ミステリー入門,そして継続につながる|『むかしむかしあるところに、死体がありました』感想(ネタバレなし)
■はじめに読書初心者の私が、最初に手に取ったミステリー小説が『むかしむかしあるところに、死体がありました』でした。何といってもこの魅力的な表紙。この表紙にまず引き込まれました。内容も昔話をモチーフにした作品ということで、「これなら読みやすい...

また、本作には続編があります。
『むかしむかし』シリーズをまとめて紹介した記事もありますので、シリーズ全体が気になる方はこちらもどうぞ。

ミステリー初心者におすすめ!青柳碧人さんの「昔ばなし」「赤ずきん」シリーズを紹介

今回は、青柳碧人さんの「昔ばなし」シリーズと「赤ずきん」シリーズを紹介します。 「昔ばなし」シリーズは日本昔話の中で、「赤ずきん」シリーズでは童話の中で、それぞれの物語の登場人物たちが事件に巻き込まれ、思いもよらない展開 […]


『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』 著:青柳碧人


【こんな人におすすめ】
・童話が好きな人
・ファンタジー系ミステリーを読みたい人
・ミステリー初心者
・ユニークな設定の作品を読みたい人

【特殊設定・ファンタジーの魅力】
『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』は、そのタイトル通り、赤ずきんが旅の途中で殺人事件に遭遇する物語です。
可愛らしい赤ずきんが旅をしていると、童話ならではの変わった人物たちと出会います。
シンデレラなど、誰もが知っている童話の登場人物も登場します。
童話の世界を舞台にしながら、物語の中心となるのは殺人事件。
「童話の世界で殺人事件が起こったら?」
そんな発想が面白い作品です。
知っている物語や登場人物が登場するため、世界観にも入り込みやすく、ミステリー初心者にもおすすめです。
童話のかわいらしいイメージと、殺人事件というミステリーの組み合わせも本作ならでは。
童話×ミステリーというジャンルを楽しみたい方には、ぜひ読んでほしい一冊です。

【詳しい感想はこちら】

童話の世界で殺人事件!?|『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』感想(ネタバレなし)

誰もが知っている『赤ずきん』が旅先で次々と事件に巻き込まれてしまいます。 可愛らしい少女に降りかかる災難。赤ずきんを救ってくれる白馬の王子様も、助言をくれる博識な動物もいません。赤ずきんは自力で事件を解決するしかありませ […]

こちらもシリーズ作品が続いています。
シリーズ全体を紹介した記事もありますので、続編までまとめて読みたい方はこちらをどうぞ。

ミステリー初心者におすすめ!青柳碧人さんの「昔ばなし」「赤ずきん」シリーズを紹介

今回は、青柳碧人さんの「昔ばなし」シリーズと「赤ずきん」シリーズを紹介します。 「昔ばなし」シリーズは日本昔話の中で、「赤ずきん」シリーズでは童話の中で、それぞれの物語の登場人物たちが事件に巻き込まれ、思いもよらない展開 […]


『シンデレラ城の殺人』 著:紺野天龍


【こんな人におすすめ】
・シンデレラなどの童話が好きな人
・童話×ミステリーを読みたい人
・ファンタジー要素のある作品が好きな人
・変わった舞台のミステリーを読みたい人

【特殊設定・ファンタジーの魅力】
『シンデレラ城の殺人』は、誰もが知っている「シンデレラ」の世界を思わせる舞台で殺人事件が起こる作品です。
童話の世界観と殺人事件を組み合わせることで、普段読むミステリーとは違った雰囲気を楽しめます。
「シンデレラの世界で殺人事件が起こったら?」
そんな設定だけでも、かなり興味をそそられるのではないでしょうか。
童話の世界を楽しみながら、事件の謎を追っていくことができるのが本作の魅力です。
ファンタジーが好きな人だけでなく、「普通とは違う舞台で本格的な謎解きを楽しみたい」という人にもおすすめしたい一冊です。

【詳しい感想はこちら】

童話が本格法廷ミステリーに!|『シンデレラ城の殺人』感想(ネタバレなし)
「シンデレラ」と聞くと、誰もが知る童話を思い浮かべるのではないでしょうか。継母や姉にいじめられながらも、魔法の力で舞踏会へ行き、王子様と結ばれる。そんな夢のある物語です。しかし、本作『シンデレラ城の殺人』では、そのシンデレラが殺人事件の容疑...

『殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス』 著:五条紀夫


【こんな人におすすめ】
・『走れメロス』を知っている人
・文学作品を使ったパロディミステリーが好きな人
・ユニークな設定の作品を読みたい人
・普通とは違うミステリーを探している人

【特殊設定・ファンタジーの魅力】
タイトルを見ただけで、「どういうこと?」と思ってしまう作品です。
太宰治の『走れメロス』を思わせるタイトルに、「殺人事件」というミステリー要素が組み合わされています。
誰もが知っている文学作品をベースに、そこへミステリーを加えることで、原作を知っている人なら思わず興味を持ってしまう設定になっています。
「メロスが殺人事件に巻き込まれたら?」
そんな発想そのものが、本作の大きな魅力です。
そして、主人公・メロスのムチャクチャな探偵っぷりに思わず笑ってしまいます。

【詳しい感想はこちら】

読書初心者にもおすすめ!笑えるミステリー|『殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス』感想(ネタバレなし)
タイトルだけで思わず笑ってしまう小説に出会いました。『殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス』は、太宰治の名作『走れメロス』を大胆にパロディ化したミステリー小説です。「メロスが殺人事件の探偵役?」 「そもそも走っている場合じゃな...

『ファラオの密室』 著:白川尚史


【こんな人におすすめ】
・変わった設定のミステリーを読みたい人
・密室ミステリーが好きな人
・古代エジプトが好きな人
・ファンタジー要素のある作品を読みたい人

【特殊設定・ファンタジーの魅力】
『ファラオの密室』は、古代エジプトを舞台にした本格ミステリーです。
本作の大きな特徴は、死んだ神官が蘇り、自分の死の謎を追うという設定。
現代のミステリーではなかなか考えられない世界観ですが、物語の中では本格的な謎解きが展開されます。
さらに、ピラミッドの密室状態にあったファラオのミイラが消失するという、もう一つの謎も登場します。
「なぜ密室からミイラが消えたのか?」
古代エジプトという特殊な舞台だからこそ生まれる謎と、本格ミステリーらしい密室の謎。
その両方を楽しめる作品です。
「ファンタジー要素のある本格ミステリーを読んでみたい」という人におすすめしたい一冊です。

【詳しい感想はこちら】

ミイラが事件を解く!?古代エジプトが舞台の『ファラオの密室』感想【ネタバレなし】

ミイラが復活し、自らの死の真相を追う。そんなあらすじを見たとき、「いったいどんな話なんだろう?」と思わず興味を持ってしまいました。 『ファラオの密室』は古代エジプトを舞台にしたミステリー小説です。ミイラや神々が登場するフ […]


『魔女裁判の弁護人』 著:君野新汰


【こんな人におすすめ】
・魔女や魔法が好きな人
・ファンタジー系ミステリーを読みたい人
・裁判や弁護を題材にした作品が好きな人
・特殊な世界観のミステリーを読みたい人

【特殊設定・ファンタジーの魅力】
『魔女裁判の弁護人』は、そのタイトルからも分かる通り、「魔女裁判」とミステリーを組み合わせた作品です。
魔女や魔法というファンタジー要素がありながら、事件の真相を追っていくミステリーとして楽しめます。
「魔女が存在する世界で、事件の謎をどう解き明かすのか?」
現実世界のミステリーでは考えられないような設定が、物語の大きな魅力になっています。
ファンタジーが好きな人はもちろん、裁判や弁護を題材にしたミステリーが好きな人にもおすすめです。
ファンタジーとミステリーの組み合わせを楽しみたい方は、ぜひ手に取ってみてください。

【詳しい感想はこちら】

魔女は本当に人を呪い殺したのか?|『魔女裁判の弁護人』感想(ネタバレなし)

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『閻魔堂沙羅の推理奇譚』 著:木元哉多


【こんな人におすすめ】
・特殊設定ミステリーを読みたい人
・死者が事件を推理する作品に興味がある人
・短編・連作形式のミステリーが好きな人

【特殊設定・ファンタジーの魅力】
「もし自分を殺した犯人を、自分自身で推理することになったら?」
そんな設定から始まるのが、『閻魔堂沙羅の推理奇譚』です。
主人公たちは一度死んでしまいます。
しかし、そこで終わりではありません。
閻魔堂を訪れた死者は、自分がなぜ死んだのかを自分自身で推理することになります。
一般的なミステリーでは、探偵が事件を解決します。
しかし本作では、死者自身が自分の殺人事件を推理するという特殊な構成になっています。
「犯人は誰なのか?」だけではなく、「なぜ自分は死んだのか?」という視点から事件を考えられるのが面白いところです。
特殊設定ミステリーを読んでみたい方には、ぜひおすすめしたい作品です。

【詳しい感想はこちら】

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『アリス殺し』 著:小林泰三


【こんな人におすすめ】
・『不思議の国のアリス』が好きな人
・独特な世界観のミステリーを読みたい人
・ダークファンタジーが好きな人
・現実とファンタジーが交差する作品が好きな人

【特殊設定・ファンタジーの魅力】
『アリス殺し』は、タイトルからも分かる通り、『不思議の国のアリス』を思わせる世界観を取り入れたミステリーです。
アリスの世界を思わせる不思議な舞台と、現実世界が交錯しながら物語が進んでいきます。
かわいらしい童話のイメージとは少し違い、殺人事件を中心としたダークな雰囲気が楽しめる作品です。
「もし『不思議の国のアリス』の世界で殺人事件が起こったら?」
そんな発想を楽しみながら、事件の謎を追うことができます。
独特な世界観のミステリーを読みたい人にはおすすめの一冊です。

【詳しい感想はこちら】

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『町内会死者蘇生事件』 著:五条紀夫


【こんな人におすすめ】
・特殊設定ミステリーが好きな人
・死者が蘇る作品を読みたい人
・現実にはありえない謎を楽しみたい人
・タイトルから興味を引かれる作品を読みたい人

【特殊設定・ファンタジーの魅力】
タイトルからして、かなり気になる一冊です。
「殺したはずの人物が生きていた」
この謎を解くため、『蘇生犯』を探すことになります。
本作の面白さは、現実ではありえない「死者が蘇る」という設定をミステリーに取り入れているところ。
「死んだはずの人物が蘇ったら、事件はどうなるのか?」
そんな特殊設定を前提に物語が進んでいきます。
普通の殺人事件とは違ったルールの中で謎解きを楽しめるため、特殊設定ミステリーが好きな人にはたまらない作品です。
「現実ではありえない設定だからこそ成立するミステリーを読みたい」という方におすすめです。

【詳しい感想はこちら】

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『人類最初の殺人』 著:上田未来


【こんな人におすすめ】
・特殊な舞台のミステリーが好きな人
・古代や人類の歴史に興味がある人
・スケールの大きな謎を楽しみたい人
・普通とは違うミステリーを読みたい人

【特殊設定・ファンタジーの魅力】
「人類最初の殺人」
もし人類で最初に殺人事件が起こったとしたら、いったいどんな事件だったのでしょうか。
現代社会とは大きく異なる世界を舞台にすることで、普段読むミステリーとは違った雰囲気を味わうことができます。
「そもそも人類で最初に殺人を犯したのは誰なのか?」
そんな壮大なテーマをミステリーとして楽しめるのが本作の魅力です。
特殊な時代や舞台設定のミステリーが好きな方は、ぜひ読んでみてください。

【詳しい感想はこちら】

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まとめ

ミステリー小説の魅力は、「犯人は誰なのか?」という謎を解くことだけではありません。

現実とは違う世界に入り込み、「この世界で事件が起こったら、どうなるんだろう?」と考えながら読むことができるのも、ミステリーの面白さの一つです。
今回紹介した10冊も、それぞれ違った特殊設定や世界観を楽しめる作品です。

「昔話を使ったミステリーを読みたい」なら『むかしむかしあるところに、死体がありました。』。
「童話の世界で起こる事件を楽しみたい」なら『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』や『シンデレラ城の殺人』。
「古代を舞台にした変わったミステリーを読みたい」なら『ファラオの密室』。
「死者が事件を推理する特殊設定が好き」なら『閻魔堂沙羅の推理奇譚』。
「魔女や魔法が登場するファンタジーが好き」なら『魔女裁判の弁護人』。
「不思議な世界観のミステリーを読みたい」なら『アリス殺し』。

このように、同じ「特殊設定ミステリー」でも、作品によって楽しみ方はさまざまです。

「いつもとは少し違ったミステリーを読んでみたい」
そんな方は、ぜひ今回紹介した10冊の中から気になる一冊を選んでみてください。

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