「もし、あの連続殺人鬼が再び現れたら?」
猟奇的な殺人事件と、犯人を追う刑事たちの攻防を描いた『連続殺人鬼カエル男』。
衝撃的な事件の数々と、予想を裏切る展開で読者を驚かせた前作から、再び「カエル男」の名を冠した事件が描かれるのが『連続殺人鬼カエル男ふたたび』です。
前作で大きな事件を経験した刑事たちは、再び起こる不可解な事件に立ち向かうことになります。
果たして、カエル男は本当に戻ってきたのでしょうか?
今回は、そんな『連続殺人鬼カエル男ふたたび』を読んだ感想を紹介します。
■あらすじ
前作『連続殺人鬼カエル男』から数カ月の時が流れ、街では新たな事件が発生します。
それは、かつて世間を震撼させた「カエル男」を連想させるような、異様な事件でした。
事件を担当するのは、前作でも事件を追った刑事たち。
過去の事件を知る彼らにとって、今回の事件は決して他人事ではありません。
「カエル男は、再び現れたのか?」
そんな疑念が浮かぶなか、捜査が進むにつれて事件は次第に複雑な様相を見せていきます。
過去の事件とのつながりはあるのか。
今回の事件を起こしているのは誰なのか。
そして、そもそも「カエル男」とは何者なのか。
さまざまな疑問を抱えながら、刑事たちは事件の真相へと迫っていきます。
しかし、捜査が進むほどに明らかになっていくのは、単純な連続殺人事件では片づけられない異様な真実。
過去と現在が交錯するなか、事件は思いもよらない方向へと進んでいきます。
■感想
本作を読むうえで、やはり気になるのがタイトルにもある「カエル男」です。
前作を読んだ人なら、「またカエル男が出てくるの?」と思わず気になってしまうのではないでしょうか。
『連続殺人鬼カエル男』は、かなりインパクトの強い作品でした。
続編となる本作では、前作で登場した人物や事件が物語に関わってくるため、前作を読んでいるとより楽しめます。
特に、前作で事件を経験した登場人物たちが、再び事件と向き合うことになる展開には、「あの事件の続きが始まった」という感覚がありました。
続編だからこそ味わえる面白さがあります。
ミステリーの続編で面白いところの一つが、読者が前作の知識を持っていることです。
「この人物は前作のあの人では?」
「前作のあの出来事と関係があるのでは?」
そんなことを考えながら読み進めることになります。
本作でも、過去の事件を知っているからこそ、さまざまな可能性を考えてしまいました。
ただ事件を追うだけではなく、
「前作で得た情報をどう使えば真相にたどり着けるのか?」
と考えながら読む楽しさがあります。
前作を読んだ人ほど、登場人物の言動や事件の細かな部分が気になってくると思います。
本作の魅力は、やはり事件の異様さです。
「カエル男」という名前からも分かるように、普通の殺人事件とは少し違った不気味さがあります。
そのため、単純に犯人を推理するだけではなく、
「なぜこんな事件を起こしたのか?」
「犯人は何を目的としているのか?」
という部分も気になってきます。
事件の不気味さが物語全体に緊張感を与えているため、ページをめくる手が止まりません。
ただ怖いだけではなく、そこにミステリーとしての謎が組み合わさっているのも、本作の面白いところです。
本作は、ただ物語を追っていくだけではなく、読者自身も事件の真相を考えながら読むことができます。
登場人物の言葉や行動を見ながら、
「この人物は何か隠しているのでは?」
「事件には別の意味があるのでは?」
など、いろいろなことを考えてしまいます。
そして、こちらが予想を立てたところで、物語が別の方向へ進んでいく。
この「考えながら読む→予想する→裏切られる」という感覚が、ミステリーの醍醐味だと思います。
特に前作を読んでいる人は、前作の印象があるからこそ、より警戒しながら読むことになるでしょう。
本作はタイトルからも分かるように、前作『連続殺人鬼カエル男』とのつながりが強い作品です。
前作からの続きになっていますので、個人的には前作を読んでから本作を読むことをおすすめします。
前作で起こった事件や登場人物を知っていることで、本作に登場する出来事の意味をより深く感じることができ、続編ならではの面白さを味わえます。
逆に、前作を読んでいない状態で本作から読み始めると、登場人物や過去の事件について分かりにくく感じる部分があるかもしれません。
そのため、初心者が初めて読むミステリーとしては、あまりおすすめできません。
まずは前作『連続殺人鬼カエル男』から読んでみるのがいいでしょう。
また、前作同様、本作にも目を背けたくなるような痛々しい描写が登場します。
ホラーやグロテスクな作品が好きな人なら問題なく読めると思いますが、血や暴力的な描写が苦手な人にとっては、少しハードな内容かもしれません。
一方で、こうした猟奇的な事件と本格ミステリーの組み合わせが好きな人には、かなり楽しめる作品だと思います。
前作を読んで「カエル男」の世界観が面白いと感じた人なら、本作もきっと楽しめるはずです。
■まとめ
『連続殺人鬼カエル男ふたたび』は、前作『連続殺人鬼カエル男』から続く、猟奇的な事件と謎に満ちたミステリーです。
再び「カエル男」の名前が登場することで、前作を読んだ人なら「いったい何が起こるのか?」と期待しながら読み進められると思います。
過去の事件とのつながりを考えながら犯人や事件の真相を予想する楽しさもあり、続編ならではの面白さを感じられる作品でした。
ただし、前作とのつながりが強い作品なので、まずは『連続殺人鬼カエル男』から読むのがおすすめです。
前作を読んで「カエル男」のその後が気になっている人は、ぜひ手に取ってみてください。
「あの事件は終わっていなかったのか?」
そんな疑問を抱えながら読み進めることで、再び「カエル男」の世界に引き込まれていくはずです。
■前作『連続殺人鬼カエル男』の感想はこちら

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